◇◇◇談話室・北極圏<別館>◇◇◇

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地球近傍宇宙探査ー夜光雲

科学(自然)

Astrophysics(天体物理学や宇宙物理学)やAstronomy(天文学)をやっている方達にしたら、

宇宙=Spaceの、定義

ってどうなっているのでしょうか?

私のようなスペース物理学をやっている人間にしたら、

弱イオン化しているだけとは言えプラズマ状態が無視できず、磁気圏の底にあたる電離圏(~80-100km)あたり

から、もう立派な(?)「宇宙」です。

電離圏の下は、中間圏(60~80km)と呼ばれていますが、(地球近傍)宇宙との圏界領域、とでもいいましょうか。。。


さて、この中間圏でここ最近注目を集めているのが、

夜光雲(やこううん)

と呼ばれる現象。

総合的・科学的な諸説はありますが、大気物理学的には何にもまだ分かっていない現象です。まぁ、ここはin-situ観測が全く出来ないところであるので、検証なり実験なりともなし得ないわけでして。
(※測深ロケットによる観測は出来ますが、測深ロケットのターゲット域における滞在時間なんて数分足らずですからねぇ~)

それでも、地球物理惑星科学系の研究者は、衛星を使って何とか観測してやろう!と頑張っています。
(データ解析を工夫して、状況証拠を積み上げて理論を構築する、と言うわけです。)

その最新観測衛星は、

AIM, Aeronomy of Ice in the Mesosphere

です。高度600km、極周回(ほぼ)円軌道を1周90分近くで周回衛星です。
衛星搭載の観測機器は上記サイトで確認してくださいね。

夜光雲の例はここから見られます。

実は、この中間圏雲は、夏極にあたる半球の緯度50°~70°あたりで統計的によく見られていて、スウェーデンでも当然。ただし観測報告例は中南部以南に限られている状況です。私も夏は、夫の実家(スウェーデン中部)に長期滞在するので(今も、実は滞在中)、写真こそ撮っていませんが、何度か目撃はしています。
(※ただし、宵っ張りでないので、見られる時間帯に起きていることは実は稀だったりします:苦笑)

なお、私のこのブログのHOMEには、私自身が撮影した真珠母雲(しんじゅぼうん)をwall paperとして使っていますが、こちらは同じ中間圏雲でも「冬限定」(※しかも、オーロラより稀な現象)。

…夜光雲に戻り。夜光雲はまだまだ研究過程にあるものの、その形状はほぼ決まった形であることが多いので、中間圏の大局大気循環に関わる重力波(相対論でいうところの、重力波ではないので、あしからず!)が関係していると言うのは、割合一致した見解になっています。

そろそろ最後にします。
科学云々は抜きにしても、夜光雲はその出現時間の関係で、かなり幻想的様相をしています。
夏、緯度50°を越えたところにお越しの際は、夜日が沈んで1-2時間した頃の空を眺めてみてください。
人生は変わらないかも知れませんが、何気に見ていた空への思いは何か変わるかも知れませんよ。

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