FC2ブログ

◇◇◇談話室・北極圏<別館>◇◇◇

スポンサー広告

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
*Edit TB(-) | CO(-) 

「北スウェーデン」
科学(自然)

電波バースト「組曲」

さぁ、物理の時間です!(嬉)

前の記事でオーロラのことを書きましたが、まずはその総括から。
そして、結果としてのオーロラではなく、そのトリガーとなったCME(Coronal Mass Ejection)に重心を置きます。

CMEは、以前に、磁気を巻き込んだ大きなエネルギーの塊なんて表現してしまいましたが、高エネルギーのプラズマ”塊”が、太陽磁場を伴って放出されたと言うのが、定性的ですが、より科学的な表現です。

高エネルギー(=高速)のプラズマが磁場を横切っていくわけなので、CMEには大抵、サイクロトロン放射による、電波バーストが伴います。
今回のCMEでも、電波バーストは(地上観測によって)観測されています。


*** おまけ・おまけ・おまけ ***
ただ、この電波バースト、地球の夜側でも観測されました。1958年にも同じような、夜側での電波バースト観測がありましたが、ロジック的には電波バーストは昼側でしか観測されないはず。1)月で反射されたのが夜側に達した、とか、2)異常状態になった電離層が伝搬ダクトの役割を果たした、など説はありますが、まだ解明はされていません。


…話を元に戻し、、、電波バーストは、CMEだけに限りません

オーロラも、高速荷電粒子(運動エネルギーは~数keVに達する)の磁場との相互作用なので、サイクロトロン放射を伴うことがあります。特にこれは、Auroral Kilometric Radiation(AKR)と呼ばれています。

また、磁気圏、特に内側にある放射線帯は、太陽活動に同期して変動することが多く、結果、放射線帯から高エネルギープラズマが地球の極域に降ってくる(※ここは、物理を語ると長ーいし、理論も諸説さまざまで確立していないので、ざくっと触るだけにしておきます)ので、それらが地球磁場中での運動で、電波バーストを伴ってくることがあります。


今回のCMEに始まった、電波バーストの連鎖
…と言うより、自然が作り出す、電波バーストと言う、組曲のことを色々と考えていたら、それだけでとても楽しい気分になりました。

ところで、ついで&最後に。

LOFAR (The LOw Frequency ARray)

と言うプロジェクトがあり、キー・オブジェクトとして、CMEに伴う電波バーストも扱うことになっています。
分野横断の点で、もしかしたらちょろっと関わる機会があるかもしれないので、お勉強しておこうと思っています。


にほんブログ村 科学ブログへ
にほんブログ村
スポンサーサイト
*Edit TB(0) | CO(0)

~ Comment ~















管理者にだけ表示を許可する

~ Trackback ~


Back      Next


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。