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◇◇◇談話室・北極圏<別館>◇◇◇

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北スウェーデン

トロールの”湖”ー氷河期の遺産

キルナからノルウェー・ナルヴィーク(Narvik)に向けてヨーロッパ道・E10を走ると、ノルウェーとの国境手前20kmのところで、ロクタショッカ(Låktatjåkka)ヴァッシヤウレ(Vassijaure)という山系を通過します。

ちなみに、これらの名称はいずれも、北サーメ語から来ています

週末は、家族揃って、ロクタショッカ・ヴァッシヤウレ山系の谷間、シェルケヴァッゲ(Kärkevagge)(同じく北サーメ語。”石の谷”と言う意味です)を、日帰りハイキングしてきました。

名前の由来は、写真の通り、ロクタショッカ、ヴァッシヤウレ(両写真の向かって右側)が崩れ落ちてきて、落石が谷間を埋めてしまっています


karkevagge01karkevagge02


ただし、山の崩落が起きたのは、氷河期(の直後)、です

…ところで、ハイキングの目的地は別にあって、この谷間の行き止まりにある、。その名も、トロールフェーン(Trollsjön, スウェーデン語で”トロール湖”)

その形成要因と過程で、スウェーデン一(イチ)、透明度と純度が高い湖となりました。


trollsjo01trollsjo03
trollsjo02trollsjo04
右下の写真が、多少”青緑”なのは、山肌の植生を反映しているからです。



どうして、そうなり得たか?

私は地質学者でも生物学者でもなく、その方面知識は乏しいのですが、知り合いの地質・生物にたずさわる専門家から聞いた話では、

●魚などの高等生物はもちろん存在せず、プランクトンもあっても少ない。
●なぜなら、生物に”栄養”を補給する経路(水路)がない。
●従って、生物起源の”不純物”が少ないために、水中での光の散乱・減衰は大気中の空気並。

(冬は、その純度のために、底まで凍りつくそうで、氷が張らないのは夏の3ヶ月くらい、だそうです。)

写真でどこまでお分かりいただけるか分かりませんが、この湖の青さは空の青、”蒼”で、まさに、人間のものでない、トロールの湖と呼ばれるにふさわしい色です。


***
それにしても、シェルケヴァッゲを埋めるほどの山崩落を起こした、地球の力(=造山作用)と、それが、偶然にしろ作り出した、トロール湖と云うシステム。。。地球って、凄いなぁ~って、また改めて実感しました。


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