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科学(その他)

癌にたずさわる医療関係者に読んでもらいたい本

…という、長いタイトルになってしまいましたが、、、。

しかも、再開早々2本で、おまけにスウェーデンのことでも物理の話でもないのですが、、、。


発端は、最近読んだ

「癌と闘った科学者の記録」、戸塚洋二著、立花隆編


私は個人的に、今年だけで身近な人達二人(一人はスウェーデン人の指導教官でもう一人は私より年下の従姉妹)を癌で亡くしました(※実は、12月の頭に叔母の夫が肺癌で死亡。従って計3人)。先に亡くなった二人は、上記本の戸塚先生のように「化学治療」を受けている最中になくなったので、

化学治療の実態

を本で読んで、初めて触れて、色々と考えることがありました。

詳しいことは未だにちゃんと理解していないのですが、この化学治療というものは、非科学的とまでは言いませんが、かなり「経験的」であって、患者さんの物理的・精神的負担を考えると、大幅に科学的改善が求められる領域だと思います。

戸塚先生が提案されている、患者側からの治療中・経過のデータ(数値でなく、定性的なものでOK!)提供を受け、それをデータベース化するだけでも、化学治療の最適化とか出来るかも知れない、なんて、私も思いました。

まぁ、戸塚先生が行なったような腫瘍の大きさの時系列プロットと、化学治療で使った薬のdose(って、日本語で何て言うんでしたっけ?投与量?)との相関をとる、などを患者さんに求めるのは当然無理ですが、でも、定性的でいいから、

●この薬にしたら、副作用の☆☆☆が出て、どの程度の時間継続し、投与量をやめてからの副作用の消失までどれくらいかかったか?あるいは副作用がどれくらい軽減したか?

などを記録してもらい、それを病院間を超えてデータベース化するだけで、当事者(患者さんとその担当医師)に心強い、実際の治療にあたってのマニュアル・指針になるのではないかと、私も思います。

これだと、化学療法を担当する臨床医師が、完全に、経験と「勘」に頼る必要もなく、化学療法に関する基礎医学(?、要は研究の方)に関わる医師・研究者達は、データベースから数値を取り出してより科学的な研究ができると思います。

物理屋である私から見ても、

「最初の癌発見・処置後の、5年以内の生存率」

なんて、統計学的に正しい手続きをとって算出している数値ではあっても、現場の医師や、ましてや、患者さんにはどうやって、患者さん本人に適用されるのか、不明と言う意味で何の意味もない数値に思えます。


データベースから、該当する患者のケースに相当するものを抽出して、同じ投与量でどれだけ副作用等に誤差(定性的でもOK)があるか、の方が、医師にとっても今後の方針をたてるのに有効であるばかりでなく、さらにデータベースを充実させる症例の登録、より科学的精査(研究)に結びつく、と私は考えます。

私は医学(や関係する生物学)には疎いですが、多分この分野では、2~3例(個体)のケースで治療等の有効・無効が決定されるのかも知れませんが、だからこそ、個体「差」をしっかり把握する必要はあるのではないかと思います。


2002nobelwithToduka-sensei
2002年、小柴先生のノベール物理学賞受賞の、在瑞日本大使館におけるレセプションにおいて、久々に戸塚先生にお会いし一緒に写真を撮らせていただきました。今考えると、この時は最初の大腸癌の治療に成功されお元気でしたが、スーパーカミオカンデの大事故の処理等の過労で癌転移が密かに進行中だったはずです。



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